お肌が老化してくると、シワやシミがかったとしてももなんとなく老けた印象になります。
老化というのは、「活性酸素」によって体の中がどんどんサビていく現象。体もお肌も年とともにどんどんサビていきますし、 サビると肌にはシワ・くすみ・シミなどができ始め、肌荒れが起き、見かけも年を取った印象に変わっていきます。
お肌は体の中から外へ外へ押し上げられ生まれ変わっていきます。皮膚の奥から新しい細胞が生まれどんどん外へ、 押し出された古い皮膚は垢となって落ちていきます。これを、「お肌のターンオーバー」といいますが、 垢となって落ちる表面の皮膚を一生懸命スキンケアするより、これからお肌になる細胞をきちんとケアする方が効果ありそうだと思いませんか？
これから体やお肌のがなぜ「サビるのか」「サビ」の原因をどう退治するのかを考えていきましょう。

酸素は呼吸によって体内に入り、体を動かすエネルギーになりますが、そのうち約２％が活性酸素になります。 活性酸素は「善玉」と「悪玉」に分けられますが、そのほとんどが体に入ってきた細菌やウィルスを退治して風邪や病気から体を守ってくれる、「善玉活性酸素」というなくてはならないものです。 これに対して「悪玉活性酸素」というのは、酸化力が強すぎて体にいい事をしてくれません。 細菌やウィルスだけでなく体の大切な組織も攻撃し破壊してしまいます。
これが体が「酸化する」「サビる」という意味なのです。 活性酸素を退治するのは「抗酸化物質」です。 抗酸化物質の代表的なものは...

• ビタミン
• ポリフェノール
• カロチン

などなど、健康に気を遣っている人にはおなじみですね。
ビタミンに注目してみましょう。
ビタミンは非常に強い抗酸化力を持っています。
市販のビタミン剤やお菓子に配合されたものもたくさんあります。
ですから、年と共に減っていく抗酸化力を補うには持ってこいです。
しかしその強い抗酸化力ゆえに善玉活性酸素も消してしまいますので取り過ぎ注意です。
善玉活性酸素の働きは体に入ってきた細菌やウィルスを退治するというとても大切な役割ですので、これを消してしまっては健康の為とは言えなくなってしまいますね。

抗酸化物質の中に、ビタミン程の抗酸化力はないものの穏やかに効果を発揮する「水素」があります。
酸素と結合して水になる、あの「水素」です。
「水素」の特徴は「悪玉活性酸素」にだけ作用する事です。
水素はビタミンなどに比べて抗酸化力は弱いのですが、それゆえに酸化力が強すぎて困った事をしでかす「悪玉活性酸素」にだけ反応します。
逆にビタミンは抗酸化力が強い為に善玉抗酸化物質にも反応してしまいます。
「ビタミンの過剰摂取は逆に体に悪い」とはこのような理由からなのですね。
さらに、水素の特徴は分子が非常に小さい事。
触れた部分からじわじわとお出汁がしみこむように浸透していきます。
ビタミンやポリフェノールは消化されて血管を通りその成分が運ばれますが、分子サイズが大きく脳や子宮など重要な臓器には届きません。
地球上でもっとも小さいとされる水素の分子だからこそ、どこにでも効果を発揮する事ができるのです。